神戸の平屋新築 【庭と暮らす家】 施主と伯母さま女性二人暮らし 青空に映える真っ赤な外壁の平屋。 神戸市北区の閑静な住宅街にあるお家です。 ご両親から引き継いだ思い出の沢山ある土地に、伯母と二人で暮らす快適な住宅。 外構はこれからですが、駐車場一台と、先々を考慮してスロープが作れる敷地的なゆとりを残してあります。 オーニングテントは直射光を遮断して、建物への熱負荷を防ぐだけでなく、外観を彩るアクセントとしてもとても効果的です。玄関を開けて正面に見えるお庭の緑。お打合せは、この四季折々の景色を映し出すお庭と暮らしを繋げることをテーマに始まりました。ご両親とのたくさんの思い出が詰まったお庭の緑。 春には桜が咲いて、夏から秋口にかけては百日紅(さるすべり)がピンクのお花を咲かせます。秋には真っ赤な紅葉も見られるそうです。 お施主さまが子供の頃から共に年月を重ねてきたこのお庭を、これからも大切に愛でながら暮らしを育んでいく。そんな建築を目指しました。東に面したお庭には、午前中は明るい日差しが差し込み、午後には程よい日陰となります。 また、お庭の向こうは下り傾斜となっていて、建物もない為に窓にはカーテンさえ不要な好条件です。 ただいまと同時に緑が見えて、キッチンからも、LDからも、寝室からもいつもお庭を感じながら暮らすことが出来るようになっています。キッチンは憧れだったペニンシュラ。 ひとつひとつのパーツや設備を吟味して、フルオーダーで制作しました。キッチンからの眺め。食洗器やオーブンはドイツ製をビルトインしています。 コストは高いですが、日本製とは違う基本理念や合理性、圧倒的な性能をもつため、海外家電を私たちも推奨しています。キッチンの側面には家電収納を。 こちらはキッチンをすっきり見せて、なおかつ使いやすい便利な仕様として定着してきました。洗面も白を基調にシンプルに。 洗面器はお掃除のしやすいオーバーカウンターがお勧めです。アクセントタイルは海をモチーフにしたお施主さまのお気に入りです。洗面の背面にはビルトインされたドイツ製の洗濯乾燥機。 すすぎ時にスチームを発生させ、生地を柔らかく、かつダニなどのアレルゲンを中和させてくれる優れものです。落ち着きのあるトイレ。 いつか訪れるかもしれない介護にも備えて、便器手前の側面には介助者が入れるくらいのゆとりをもって配置を計画しています。自宅で事業をされているお施主さまの居室。いつもの配線ラックに加えて、A4ファイルを縦収納できる棚も設置しました。 椅子に座りながら足を置くにもちょうどいい高さになっています。快適な住宅の根幹を支える大切な設備です。 廊下の天井にひっそりと組み込まれた機械は「全館空調」です。これ一台で建物内の空調をすべてまかなっています。 撮影時は7月の終わり。外気は30度を優に超えていますが、エアコン設定24度で、室内気温は21度前後を程度をキープしています。 建物の断熱と気密をしっかりと作り込むことで、エアコン機械の負担は激減し、高い省エネ性能にもつながります。全館換気の設備。 今回は熱交換型の第一種換気装置を採用しました。 外気から高性能なフィルターを通して入ってきた新鮮な空気を、全館空調機を通じて建物全室へと送ります。 同時にトイレや浴室、キッチンなどに集まってくる汚染された空気を建物外へ排気します。 高い気密性能の建物でも、しっかりと排気が出来るパワフルさが換気装置としてはとても重要です。洋室納戸フラットな玄関夜のお庭もいい雰囲気。お引渡を間近に控えた内覧時、お施主さまから「ここに住めるのが夢のよう」といった言葉も聞けて、出会いから一年半かけて積み重ねてきた打合せと現場での職人さん達の想いが、またひとつ形となった喜びと、建て主の夢を叶える家造りの醍醐味を感じられる大切な仕事になりました。 建設会社:ショーナヒュース株式会社 新築